エアクリーナーエレメント交換 SJフォレスター
DBA-SJ5 フォレスター 2.0i-S EyeSightのエアークリーナエレメント(フィルター)交換の手順です。
基本的な作業は、レヴォーグでもワゴンRでもCX-9でも同じです。
まずはエアクリーナーの役目のご説明から。
エンジンで動いている車に必要なものに、燃料(ガソリンや軽油)と空気と火花があります。燃料を燃焼させて出力を得ているので当然です。その中の空気は大気からエンジン内部に送り込みますので、大気中のホコリやゴミがエンジン内部に入り込まないようにする為のフィルターがエアクリーナーエレメント(フィルター)です。
フォレスター SJ5 SJG エアフィルター(エアーエレメント) 16546AA120 送料無料 |
今回はトヨタの部品ブランドの製品を使いました。
エアコンフィルターの記事でも書きましたが、こういうエレメントの中には驚くほど安いのがあります。企業努力で安くされている部分もあるのでしょうが、信頼がおけないものには手を出さない方が無難です。特にエアクリーナーエレメントはエレメントの性能や信頼性がモロにエンジン内部に影響しますから、慎重に選択しましょう。昔、カーメンテナンス雑誌のcarboyでオイルエレメントの激安品の分解をしていました。激安品の中にはエレメントの中の濾紙(エレメントのエレメントたる部分)が極端に少ない(短い)ものがありました。何個かのエレメントを分解していましたが、やはり激安品は濾紙が短く、一般的なメーカー品は一律して同じ長さでした。
エンジンオイルエレメントの場合ですと、極論ですが完全に濾紙が無くてもエンジンオイルさえ交換していれば問題は出にくいと思います。エアークリーナーエレメントの場合、被害が出るのはエンジン内部ですので、被害が出たときには手遅れです。
さて、交換です。
ボンネットを開けまして、画像の赤丸部分のネジやクリップを外します。一番上の赤丸(ホースバンド)は緩めて刺さっているホースを抜きます。ホースバンドは外さなくてもホースは抜けます。ホースバンド横のカプラは慎重に抜いてください。(高価で重要な部品です。)
今回はフィルターだけを外すのではなく、前後のエアクリーナー部分も外しますので、赤丸すべて外しますが、フィルターのみの交換でしたら、下の2枚の写真の状態にすれば交換は可能です。
まるごとエアクリーナー部分をはずすとこんなのが出てきます。
白いタンクのような部分をキレイに掃除したくて今回は全てはずしました。なんというパーツなのかは不明ですが、エアーフィルターより前(外)についてまして、底に水抜用と思われる穴が空いています。
タンクの中はホコリや枯れ葉や虫の死骸が落ちていました。画像も撮りましたが、グロいので載せません。エレメントの交換も容易になりますし、汚い部分の掃除もできますので、エレメント交換と同時にするのをおすすめします。お店で工賃はらって交換をしてもらっても、こういう部分は掃除してくれませんよ。自分でやるからこそ出きるメンテもあるんです。
いきなりの完成ですみません。もとに戻して完了です。
上の方の画像と見比べてもらいますとエレメントの汚れ具合がわかると思います。交換前は約3年、4万キロ走行のエレメントです。
良いエンジンの燃焼のためには、良い燃料、良い空気、良い火花、良い圧縮が必要といわれています。その中のひとつの良い空気の為の重要部品がエアクリーナーエレメント(フィルター)なので、たまに掃除をしてみたり、交換サイクルを守って交換して、エンジンに良い空気を吸わせてあげましょう!
こんなのつけたら効果あるんでしょうねぇ。あの白いタンクもインテークチャンバーと同じ効果を狙っているのでしょうか。違うかな。